【THE CARD】 UVカットなのに驚きの透明度!こだわりまで解説【UV CUT CARD SLEEVES】

 

 

今回はTHECARDの開発のN.さんから製品のポイントと開発にあたってのこだわりを教えていただきました!!

特にサイズ感に関してのこだわりにコレクター魂を感じれ、何よりも自分が欲しいと思ったサイズを現実に作ったそうです。

 

 

◆素材へのこだわり

                                     THECARDさんのブログから抜粋
今回利用するフィルム素材の特性について

今回作成のフィルム特性についてご案内させて頂きます。

◆なんと厚さ50ミクロンのOPP素材とCPP素材を利用したUVカット複合フィルム

→OPPとは、Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)の略です。
原料であるポリプロピレンを、二軸(タテ・ヨコの二方向)伸ばしてフィルムにしています。
二軸に引っ張っているので、フィルムに腰があり、防湿性・透明度に優れているのが特徴です。
触るとパリパリした感触で強度がある一方、切れ目を入れてから引っ張ると簡単に割くことができます。みなさんお馴染みの素材です。
透明度が高く、また防湿性に優れているため、カードを守るといった観点からも、非常に向いた素材となります。

→CPPとは、Cast Polypropylene(無延伸ポリプロピレン)の略称です。
OPPがポリプロピレンを二軸に延伸しているのに対して、CPPは無延伸フィルムなので引っ張ると伸びる性質があります。
触るとなめらかで柔らかい感触です。

この2つの素材をラミネートした袋はOPCPラミネート袋と呼ばれ、外側には透明度が高く防湿性の高いOPPを使用し、内側にはなめらかで耐摩耗性の高いCPPを使用して作られます。そしてここにUV吸収剤成分が添加されています。
それぞれの特長を活用した袋で透明性も抜群です。

                                 

この素材へのこだわりが以下の特徴を産み出してくれています。

 

 

◆透明度(黄色味がかることなく透明無色)

UVカットスリーブの多くは少し黄色味がかっていて鑑賞の際に少し気になることがあります。

スリーブがUVを吸収するとそれが顕著に分かってきます。

UV CUT CARD SLEEVESは上記の通り、内側と外側で2種類の素材を使い分けて驚きの透明度になっています。

 

 

 

◆簡単に避けない堅牢性

素材を、二軸(タテ・ヨコの二方向)伸ばしてフィルムにしています。
二軸に引っ張ることにより一方向にしか伸ばしていないフィルム比べるとフィルムに腰があり、引っ張り強度、さらに防湿性と透明度に優れています。

 

 

◆封入時に白かけを起こさない最適なフィルムの厚み・硬さ・入れる際のなめらかさ

内側の素材にはなめらかで耐摩耗性の高いCPP[無延伸ポリプロピレン]を使用されており、

スリーブを入れる際に一番緊張する白かけのリスクも軽減されます。※軽減はされますが細心の注意をお願いいたします。

 

ダブルスリーブの際もスリーブが引っからずになめらかに入っていくのでカードに負荷がかかりにくくなっています。

 

 

 

 

UVカット機能

紫外線の中でも【UV-A】が印刷のインクなどに褪色や変色などのダメージをもたらす波長と言われており、特に印刷の紙の劣化する領域かつ、インクの分子構造破壊を招く波長帯が320-370nm前後と言われています。

なので、UV-Aの波長域の中で320-370nmの波長の紫外線をカットすることにより、紫外線からの褪色からカードを守る事ができるのです。

さらに色によってインクは耐性が変わっており、

【黄→赤→青→黒】の順に褪色しやすくなっています。

 

                                     THECARDさんのブログから抜粋

【 試験No 】452-17-A【試験機関】一般財団法人化学物資評価研究機構<紫外可視光スペクトル測定> 

【試験方法】紫外可視吸光光度法(測定装置:島津製作所製UV-2600)測定波長200〜600nm

 

この素材のフィルムは、紙・インクの劣化に影響する波長である320nmぐらいから380nmぐらいまでにかけてUV90%カット、UV-A全体のアベレージでみても80%カットの性能を持つフィルムになっており、マグネットホルダーやフルプロテクトスリーブの性能と、このスリーブの性能を掛け合わせれば大切なコレクションもしっかりと守る事ができ、心置きなく鑑賞を楽しむことができます。

 

◆アルミパッケージ 

フィルム素材のUVカット性能は永遠ではなく、紫外線を吸収していけばいくほどUVカット性能は落ちていきます。

使いかけのスリーブも暗所で保管できれば良いのですが、そのまま置いているとジワジワとUVカット効果が弱くなってしまいます。

 

THE CARDさんでは遮光性のあるアルミパックを製品梱包材として採用しております。

これにより、スリーブを紫外線から守り、 使いかけかけでもクオリティーと性能を保ちながら保管することができます。

そして何気にジッパー式なのが便利で保管しやすいです。

 

 

 

◆3種のサイズ設計へのこだわり

 

・(61mm×88mm)

遊戯王公式スリーブのインナースリーブとして、ぶかぶかすぎず、キツすぎずのベストサイズ

 

【開発N.さんの思い】                                   まずは遊戯王カードサイズをストレスなく封入したい。
白かけの恐れなく、きっちり収めたい。入口は封入後あまり多くの余白は取りたく無い。
っということで、設定したのが61mm×88mmのサイズですね。
みなさんご存知の通り、KONAMIオフィシャルの遊戯王インナースリーブと同サイズですね。
オフィシャルが考えるサイズなだけに、インナースリーブとしては最適なサイズかと思います。THECARDさんのブログから抜粋

 

・(64mm×89mm)

遊戯王カードのダブルスリーブの二重目に最適

ポケモンカードにおいてピッタリサイズ ※ただし本当に「ぴったり」

マグネットローダー35PTの溝にピッタリサイズ設計

【開発N.さんの思い】                                 実は64×89mmのサイズを65×89mmにすれば遊戯王の61×88mmのようなサイズ感でストレスなく封入でき、適度な余白が生まれるサイズであることはわかっていました。      W64.5mmでもいいでしょう。(他社様でこの設定サイズもありますよね)          ただ、ひとつのこだわりとして「マグネットホルダーのフレームに収めたい」というのがあったんですね。
また61×88mmの遊戯王サイズのダブルスリーブとしてのこだわりサイズでもありました。   ですのでこのサイズとしました。(※ポケモンカードサイズをストレスフリーですんなり入れたいのであれば66×92mmがお勧め)                           THECARDさんのブログから抜粋

 

・(66mm×92mm)

フルプロテクトスリーブの溝にピッタリサイズ設計

一重目を64mm×89mmにした時のダブルスリーブとして最適

ポケモンカードサイズがすんなり入るサイズ感

 

【開発N.さんの思い】                                  目的は3つ!
・1つ目の目的はフルプロテクトスリーブに対してジャストサイズの設定。
フルプロテクトスリーブに入れた際にカタカタ動かないジャストなサイズで攻めました。
ポケモンカードゲームのキャラスリと同サイズですね。
・2つ目の目的は64×89mmサイズのスリーブのオーバースリーブとしての役割。
・3つ目はポケモンカードサイズをストレスなく封入できるサイズ設定として。
以上3つの目的を達成するためのサイズ設定です。特に最近安全に保管する手段としてフルプロテクトスリーブに一定の需要が集まっていると感じています。
そういった観点から、特にこの部分にはこだわりました。キャラスリは裏面が見えないので個人的には
コンディションがわかりづらいと感じています。そのため透明のこのサイズが必須でした。THECARDさんのブログから抜粋

 

◆まとめ

100枚 1480円と高価なスリーブですが納得の透明度と使用感で大切なコレクションカード達を守るには最適です(・∀・)

手に取るとより分かるのですが、既存のスリーブと比べて素材から違うので是非一度使用していただき体感してみてください。

この記事を書くにあたり、色々な参考資料を親切に教えていただいた開発のN.さんありがとうございます。

 

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